王滝検定解答結果 第9問

正解です。

クリピー

解説

森林浴が体にいいことは、もうだれでも知っているでしょう。けれど、森林浴ということばができたのは、それほど昔のことではありません。1982年に、当時の秋山智英林野庁長官が提唱したことによって森林浴ということばが広がったのです。
静かで心和む森や林は、心身の健康に好影響を与えてくれることは、以前からも知られ、ヨーロッパでは森林療法が昔から行われてきました。当時の林野庁「森林浴」と共に普及したのが植物特有の化学物質「フイトンチッド」。人間やさまざまな生物に好影響を与えてくれる揮発性活性物質「ボラクタンス」は、このフイトンチッドの一部です。森林の香りの素になる揮発性物質の中で最も多いのが「テルペン」で、爽やかな芳香が私たちを安らぎに誘います。
テルペンを樹木から抽出したものが精油(エッセンス)で、ヒノキからは「ヒノキチオール」が抽出されます。テルペンの含有量や放出量は針葉樹に多い傾向にあり、樹種や季節によづても異なりますが、成長期の初夏から夏までが最も多くなります。

殺菌効果
樹木が発散する酸素や香りには優れた殺菌物質が含まれており、病原菌や細菌を寄せつけない作用が働き、人にとっても好環境になります。
森林の香り 
樹木や草花の香りには脳や心を鎮めるアロマテラピー効果があり、気持ちが安らいでくるのはこのためです。
森林の色 
植物の種類や、季節によって森の表情や色は日々変化しています。森や林の中は視覚的・心理的に「落ち着き・安らぎ」を誘う緑色が中心。紅葉の色も心に安らぎを呼び起こします。
森林の空気
木々の枝葉がフィルターとなって空気中のチリやススを浄化してくれます。渓流は清々しいマイナスイオンを生み出し、澄んだ爽やかな空気が私たちを優しく包んでくれます。
酸素の供給源
植物は二酸化炭素を吸収して、きれいな酸素を放出するため、森林の中はいつも新鮮で中味の濃い酸素がいっぱい。深呼吸をしてみたくなるのはこのためです。
防風・遮光効果
よく成長した森林は、背丈も高く生い繁り、紫外線や真夏の直射日光をさえぎり、強風や突風から私達を守ってくれる防風にも役立っています。
防音効果
木の葉や幹が雑音を吸収。清流の水音、野鳥の声など、森は心地よい自然の音にみちています。