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現在位置:HOMEの中の村長のあいさつの中の平成18年度から就任挨拶

就任挨拶

更新日: 2006年3月15日

はじめに

 私の村政にたいする所信の一端と、あわせましてご挨拶を申し上げます。
 執行者として負託された重責を、ひしひしと感じているところであります。
 想像を超える重圧と緊張の中にありますが、ご支援いただきました多くの村民の皆さまのご期待に応えるべく、また、全ての王滝村民への責務を果たすべく、村政の公正かつ効率的な運営と、この難局を乗り越えるべく全力を傾注する決意であります。
 そして、王滝村の豊かな可能性をしっかり引き出し、実現するために、今、やらなければならないことを確実にかつ迅速に実行してゆく所存であります。
 さて、ご承知のとおり王滝村の財政状況は財政破綻が現実のものとなりかねない危機的状況に達しています。
 こうした状況の中で、私に課せられた最重要課題は、福祉や環境・教育を含めた村民の皆さまへの行政サービスの基盤となる村財政を健全化に向け立て直すことであります。財政の実態を的確に把握し、適切な財政運営を進めるためにも王滝村自立計画に描かれているシミュレーションを毎年の目標値として諸施策を実施していかなければならないのであります。
 行政は納税者へのサービス業であり、王滝村が村民に提供する行政サービスが、村民に便利で、役に立つサービスとして提供されているかどうかは、実は村行政の存在理由の根幹の問題であります。したがって、村行政が村民から幅広く支持されるためには、行政の都合による行政サービスを見直し、村民に使いやすいかどうかの視点でサービス事業全体を見直したり、サービスの提供の仕方を見直すなどの努力をしなければならないと思っております。
 また、前例に習うことや慣習に安易に流されるのではなく、新しい歳入の仕組みを編み出したり、村民のために役立つサービスの実現や見直しに努力した職員を前向きに評価する事や、村民のために人一倍努力する職員が評価されるシステムの必要性を感じていますが、国でも公務員制度の見直しが進められており、現状をただちに改革するには困難な課題が多いことは承知しております。
 民間企業なみの制度の導入が出来るよう今後に向け職員共々努力して参ります。
 さらに、村政が分かりやすく透明度が高いことも行政サービスの基本です。これは情報公開をさしますが、もっと正確に表現するならば、情報共有であります。
 たとえば、税金の使われかたに関する情報が、より納税者に分かりやすくすることも、行政に対する信頼感を取り戻すには必要な施策と考えていますし、私どもは情報を出来るだけ開示し説明責任を果たすことが大事なことと思っています。

自立に向けた取り組みについて 

 今、王滝村が直面する課題は、どれ一つとっても簡単に答えの出せるものではありません。自主財源の柱である村税では、景気低迷により滞納者が目立っており、これらに対するしっかりとした取り組みと対策が急務となっています。
 具体的には、国や県の機関とも協力し、法令・条例にのっとって厳然と対処することが必要と考えます。
 村税の落ち込み、地方交付税の減額、国県補助金・負担金の削減、地方債の抑制など歳入の伸びは期待できない反面、義務的経費(人件費・扶助費・公債費)や広域連合への分担金、他会計への繰り出し金の増加などにより、政策的あるいは投資的経費への財源を確保・捻出できない状況にあります。これについては、自主財源の確保に向けた調査研究に積極的に取り組み、豊富な自然資源を有効活用した財源対策と水源地として以前より交流のある下流域への具体的取り組み(たとえば王滝サポート村民を募り、毎年会費を頂戴する代わりに季節の特産物をお返しに使いながらフェイスtoフェイスの関係を構築する事業が考えられる)こうした働きかけを早急に実施したいと思っています。
 今の財政状況では、村民の皆さんの多様化した住民ニーズに答えることは、まことに難しい状況にあると思います。そうしたなか自立計画(案)に沿う形で村づくりを進めざるを得ない訳でありますが、今一度、村民の皆さんと議論を重ね、行政として、自立をしてゆく村として、自主的・自立的な行財政運営を具体的にどう進めるか、施策・事業の効率化とメリハリのある厳しい取捨選択をもって臨みます。
 諸般の事情により当初予算は骨格とさせていただきますが、4回を数えました職員労組との話し合いの中で、労組から自発的に、賃金総支給額25%のカットでの妥結をいただきました。まさに断腸の思いでの決断であったわけで、このことに対して心から感謝申し上げ、敬意を捧げたいと存じます。また、管理職の諸君からも同率のカットの申し出がありました。特別職につきましては、議会とも相談する中でしかるべき数字で今会期中に条例化致します。

◎どうしても必要欠くべからざるもの
◎あればいいな実施すればいいなと言う希望的なもの
◎木曽の他町村や全国レベルとの比較
◎今は無理だが将来、近未来、十年後、二十年後のために必要なもの

 といった基準・めやすの中で課題に優先順位を付け、現状での予算配分にも見直しを図りつつ、6月をメドに再構築したいと考えています。
 首長が代わっても今の財政状況が即、好転するモノではないということを村民の皆さまに再認識・ご理解いただきまして、諸問題の解決に対処して行かなければならないと思っています。『村が、村民のために、何をやってくれるか』を期待されるのではなく『村民一人一人が、村のために何が出来るか』をお考えいただきたいのであります。
 これまでの行政主導型のむらづくりから脱却し、村の皆さまと行政が対話を通じてしっかりした信頼関係を築きつつ、さらには、対等な責任を共に背負い受け止め、住民自治に立脚したむらづくりを進めて参りたいと考えております。
 国の改革プランとも関連してきますが、行政改革と財政改革並びに役場組織改革につきましては、出来るだけ早くお示ししたいのでありますが、今少しの時間が必要と認識しています。
 自立計画(案)に織り込んであります再生計画に出来るだけ近づけた形で行いたいとは考えていますが、職員の問題は、一方でこの村が就労場所が少ない地域であるということも十分念頭におきながら、過疎地特有の悩みや課題にも考慮しながら慎重に判断すべきものと思っていますし、職員との対話は十分な上にも十分行った上で判断して参りたいと思っています。

住民の足の確保について

 住民の足の確保の問題は、村にとって一番の最重要課題であると認識をしております。庁内でも各課調整の為の横の連携をとった庁内検討委員会を昨年度から行ってきました。そんな中で、木曽地域管内唯一のバス事業者でありますおんたけ交通(株)が、昨年末に明確に赤字路線バスの運行を平成18年度から打ち切りたい旨村の方に打診がありました。ただ、このこともまだ完全に4月から廃止にするといった方針ではなく、地域自治体との協議により結論付けをして行きたいとのことであります。いずれにしましてもバス事業者としては不採算部門からの撤退を前提に進めている事から、村としてはそれに代わる何らかの対応に迫られています。
生活路線の第3種路線に認定されています廃止代替路線バスにつきましても、平成18年度から国・県の補助が完全に打ち切られることから、財政事情から鑑み継続は不可能といわざるを得ません。
 そこで国の道路運送法改正も踏まえ、これに代わる足の確保について検討を進めた結果、今まで村直営で行ってきました現行の福祉バスも運行が出来なくなることから、協議会を立ち上げて村としては過疎地有償輸送により手立てを講じてゆくこととしました。運営主体は社会福祉協議会となります。また、運行するにあたり利用者の皆さんから応分の料金負担をいただくことになります。料金設定はタクシー料金の2分の1以内を目安とした設定になります。過疎地有償輸送は対象者の登録が必要となります。基本的に対象者は65歳以上の移動困難者の方と遠方通学児童生徒の方としており、滝越地区のほとんどの方が対象となります。時間帯についてはデマンド(事前予約制)方式とし、事業の運行効率も改善が図られ、利用者にも非常に便利になるものと考えています。村の財政も非常に厳しさを増しており、利用される村民の皆さんにはご負担をいただくこととなりますが、サービス提供と受益者負担という観点に立ちご理解をお願いするところであります。
 また、今、木曽町で新交通システム(案)の構築中であり、これによりますと道路運送法による第4条、バス事業者主体の運行から自治体が運営主体となる第21条に切替え、運行については、バス事業者へ自治体から運行委託するものであります。この木曽町で検討中の交通システムの延長として三岳支所から王滝停留所までの間を運行経路に加えた基幹路線の確保を図って行こうとするものであります。もちろん、木曽町への応分の費用は発生してきますが、費用面をトータルで見た場合、王滝村で第21条に切替えて行くよりは経費的にも割安に抑えられます。しかしながら、現段階で木曽町の交通システム(案)も完全に固まっていないのが実情で、関係機関との調整を図って6月補正対応での話として聞いております。
 ここにきて国が道路運送法の改正を10月に行うことが予想されている事から、その動向も視野に入れた判断が必要となってきています。その場合、公共交通基幹路線(王滝―福島間)については、バス事業者であるおんたけ交通(株)も当面は運行を継続する事になります。しかしながらおんたけ名鉄タクシー(株)で運行してきました、王滝―滝越間の廃止路線代替バスにつきましては、平成17年度で運行を取り止めますので関係区民の皆さんにはご理解とご協力をお願いする中で、過疎地有償輸送への移行をスムーズに行って行きたいと考えています。
 尚、観光路線としての田の原線につても不採算部門であることから、おんたけ交通(株)としては運行廃止をせざるを得ない状況にあるとのことであります。御嶽山周辺地域の観光ルートは広域的取り組みが必要であるとの思いもあり、今後どのような方法で足の確保をして行くかは現在のところまったくの白紙の状態にあります。いろんな方面への働きかけも行いながら最善の方法を検討して行きたいと考えています。
 近々に関係地区及び関係団体へ出向いて内容説明をさせていただきます。ご理解とご協力をよろしくお願いします。

まとめ

 行政改革の推進の考え方については申し上げたとおりですが、なおまた、各種委員会のありようや事務事業の全面的な見直し、村有施設の利活用などについて、各種の村有財産の適正な評価運用については、議会はじめ各方面村民の意見提言をお聞きしながらすすめてまいります。
 国の制度改革による地方交付税の削減はさらに進み、歳入の減少も引き続き懸念されるところでありますが、硬直化する財政構造の打開に向けて、確固とした財政見通しに基づき、予算編成の大幅な見直しを行い、適正な財政運営への転換を図って参ります。
 【入るを計って出ずるを制す】の基本に立ち返り厳しい中ではありますが職員と共に、心一つになって進めて参る覚悟であります。
 議会の皆様はじめ村民の皆様のご理解とご協力が頂戴できますならば必ずや将来、財政健全化への道筋が見えてくるものと確信するのであります。
 終わりに、将来の王滝と言う地域の形は、向こう十年で形成されることは間違いありません。輝かしい王滝、可能性を最大限に引き出した王滝が実現するかどうかは、今を生きる我々村民一人一人の思いを形にする、強い意志にかかっています。
 私は、自らを律し、職責を果たすべく全力を尽くす覚悟でおります。王滝の歴史においても重要なこの時期に、村政運営をになっておられる村議会議員の皆さまも、村民の期待に応えるため、また活力ある王滝を創り出すために、どうか【1円まで活かす】村政の実現と、王滝の可能性を十分に引き出す村づくりを実現するために、ご支援ご協力をひとえにお願いする次第であります。あわせて村民の皆様方のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、就任のご挨拶と致します。

(広報おうたき138号から)
王滝村長
瀬戸 普( せと ひろし)
1949年7月21日生まれ
2014年2月12日3期目
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