平成19年度予算編成にあたって
| 更新日: 2007年3月29日
|
早いもので村長就任より一年が経過しました。この一年は王滝村として大変に試練の年でありました。財政危機は深刻で 22 年にはどう頑張っても赤字再建団体への転落は必至という状況の中でのスタートでした。村民の皆様始め、議会におかれましても相当の負担・痛みを背負っていただきました。おかげさまで当初の想定よりは若干ベターな数値で推移致しています。 19年度におきましても財政再建に向けて着実に歩み続けることが肝要であり責務であります。スキー場の債務を滞る事なく、引き続ききちっと返済すること、このことを最優先として取り組んでいく所存であります。 歳入増への努力は行なってまいりますが、収支バランスが劇的に好転することが見込めない今、健全な村財政を取り戻すには、「がまんの共有」は必要不可欠であろうかと思います。 この点についてはおおむねご理解いただいているものと思いますが、そのことについては、心から感謝を申し上げなければなりません。 加えて必要なのは「健全な経営感覚」であり「コスト意識」と考えます。一人でも多くの村民の皆様が財政に関心を持ち、支出に目を光らせることで、税金はより効率的・効果的に使われるようになります。村民の皆様の意識も「税金を取られるのは嫌」ではなく「税金を勝手に使われるのは嫌」へと変化してくるはずです。もちろん行政側といたしましては、情報開示や説明責任をしっかりと果たすよう取り組まなくてはならないことは言うまでもありません。 さて、財政的に立ち直っても、地域として維持継続が叶わない状況になってしまっては元も子もありません。したがって、どのような地域を築いてゆくのか、また何に力を注いでいくべきなのかといった政策決定に村民のみなさんがどんどん参画できるよう条件整備すること。このことが財政を立て直すことと同時に平行して推し進めなくてはならない課題であると思っています。 新年度予算は、職員からの、また議員各位の給与費等のカットの申し出をいただき、編成させていただきました。(あらためて皆様に敬意と感謝を申し上げるものであります。) 昨年度末には人件費カット前の財政ミュレーションをお示ししました。そこでは、村民の皆様のご理解・ご協力による歳出削減や、収入が想定を上回ったことから17年度のシミュレーションよりも若干の改善が見られ、当時の想定と同様の人件費の圧縮を行えば、現行法制化でのいわゆる財政再建団体への転落を免れ得る可能性が出てきたことを報告申し上げましたが、いずれにせよ基金は数年以内に底をつき、赤字決算を打たざるを得なくなることが予想されます。 こうした極めて厳しい財政状況下において、平成19年度予算の編成にあたっては、
- 事務的経費を中心に徹底した経費の削減行い
- 財政再建を着実に進めつつ
- 限られた貴重な財源を安全性の確保や健康・福祉、教育、産業といった地域の維持、村民の生活の維持・向上のためにいかに有効に使っていくか
に配慮して予算案を編成しました。 現在本村は、大きな財政支出を伴う事業の実施は困難な状況にありますが、人的資源の活用を始めとして、より有効な村民サービスに努めるとともに、今を生きる我々の強い意志が次の時代の王滝村をつくっていくという認識のもと、財政の再建・健全化を着実に進めるとともに、地域の元気の再生を目指し、元気のもとを築いてまいります。 元来、行政のありようや村の財政が変化してもここに住んでいる村民自体は変らないわけでありますので、ここに住むわれわれの内面の変化によっては、180度違った展開が開けてくるような気がしてなりません。身近なことから一つひとつの積み重ねと繰り返し、ずくと根気、知恵と汗、地道な努力を村全体での継続的な取組みが必要不可欠であります。 私ども行政をあづかるものと村民の皆さんの共通の目標が、村民憲章であり長期振興構想であり基本計画であると思います。この村の現状から脱却するには、互いに協力し合い、互いに助け合い、互いに目標に向かって取組むことがもっとも大切なことかと思うものであります。変わらぬご支援ご協力をお願い申し上げます。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|





|