(広報王滝第147号より)
謹んで新年のおよろこびを申し上げます。 村民の皆様には日ごろより村政に対する暖かいご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。 村財政を健全化に向け立て直すことを最重要課題とし、取り組ませていただき三回目の正月を迎えました。 ~夜神楽の太鼓ひびける里宮の山のこだまにこころ洗わる~ 恒例の除夜祭と歳旦祭、例年の凛とした空気に加えて、満天の星空を仰ぎながらの二年詣りでした。 昨年の米国発の金融危機に端を発した大津波は瞬く間に全世界へと波及し、世界経済に大きな衝撃と混乱を巻き起こしています。日本経済への影響も円高も相まって、輸出産業を中心に顕在化していると連日メディアは伝えています。 特に派遣社員など非正規雇用者の大規模リストラなど雇用問題については、「企業論理と雇用倫理」と言う観点で、そして、雇用創出対策も含め、国のしっかりとした対応を強く望みます。加えて、国においてはこの未曾有の危機を好機と捉えていただき、新たな成長と雇用と国際競争力を生み出す長期的な国家戦略として財政出動に当たっていただきたい。更には、景気刺激に実効性のある対策を速やかに推し進め、一日も早い景気回復に繋げるよう強く願うものです。 この大津波の影響は我々の地域にも及びそうであります。輸出に重きを置いてきた、いわゆるグローバル企業の変調は負の連鎖となって、ごくごく最近まで、日本で一番元気でありました、愛知県内の企業・行政さえをも大激震となって襲っている状況であります。 愛知県を始め中京圏は、おんたけスキー場の最もスキー場利用者の割合が高い地域でもありますので、スキー場への影響が大変に懸念される状況で心配であります。また、村にとっても法人税など税収の伸びは期待が持てず、相変わらず厳しい財政が続くと言わざるを得ません。 このような状況ではありますが、平成21年度の予算編成におきましては効果的な財源の確保と配分により村民の皆様の安心・安全確保、村民生活の維持に必要な行政サービスの予算は確保してまいります。 さて、本村の最重要課題であります「財政再建」については村民の皆様のそれぞれのお立場での「我慢の共有」が実を結びつつあります。 財政運営が順調に推移していることから平成17年策定の財政再建計画より約5年ほど速いペースで危機的状況から脱出できる可能性が出てきました。具体的に申し上げますと、当村の実質公債費比率が昨年3月実施しました繰上げ償還により、21年度の制度適用時点で35%を下回り、レッドカードである『財政再生団体』は回避出来そうです。ただ早期健全化基準である25%はクリアーできませんので、財政健全化計画の策定が 義務付けられ、一般単独事業債の起債が許可されない「起債制限団体」として扱われることとなります。何はともあれ覚悟していました予算編成が国の管督下におかれ、自治体として自由裁量がなくなる事態は免れる事となります。 まだまだ歳出の「手綱」をゆるめる状況でないと言うことはご理解いただかねばなりませんが、今後は少しでも早く「早期健全化団体」を脱する方針での財政運営に努めてまいりますのでご理解とご協力をお願いします。 財政的に立ち直っても地域として維持継続がかなわない状況になってしまっては元も子もありません。どのような地域を築いてゆくのか、また、何に力を注いでゆくのかと言った政策決定に、村民の皆様が、どんどん参画出来るよう、条件整備すること。そのうえで 村が目指すべき姿に向けて、具体的方策の検討を行なわなければなりません。 どんなに順調でも起債制限を受けない財政状況(実質公債費比率が18%を下回る)にたどり着くには、あと2年はかかります。村民の皆さまの支持なくして財政再建は実行できません。 牛歩の如くでも、村が一歩一歩着実に発展出来ますよう、倍旧のお力添えを賜りますことと、本年が皆さま一人ひとりにとって実り多い素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げ年頭の挨拶といたします。 |
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