(村報おうたき 第155号抜粋)
あけましておめでとうございます。 年頭に当たり、日本国の弥栄と王滝村の発展、そして村民の皆様にとって健やかな1年でありますようお祈り申し上げます。 昨年の夏は各地で観測史上最高気温を記録するなど、ことのほか暑い夏でしたが、天候にも恵まれ御嶽山への登山者は久しぶりに増加しました。 世界中に熱い感動を与えた奇跡ともいえる出来事もありました。 チリの鉱山落盤事故では、絶望ともいえる極限状況から全員が救出されました。また、小惑星探査機「はやぶさ」の満身創痍での帰還は、多くの日本人に誇りと感動を与えてくれました。 いずれも可能性を信じ、最後まであきらめない強い意志と希望を持ち続けた熱い人たちのチームワークがあったからこその快挙でした。 その一方で、経済情勢や雇用情勢は依然として厳しく、先行き不透明な状況が現在も続いています。また、日本の立ち位置が危ぶまれる中での政府や国会の機能不全ともいえる状況が報道されるにつけ、果たして未来の「国のカタチ」をどのようにされようとしておられるのか、その理念や理想像が見えてこないような気がいたしています。 その不利益は、国民生活に直結するものであることから、次期通常国会では早期に「熟議の国会」が正常化され、国民主権の政治が実行されますよう心から願うものです。 発表されました来年度の国の予算案によりますと、地方交付税交付金については、交付額は4年連続で増額となるようでありますが、当村は昨年実施されました国勢調査の人口が5年前より12.0%減となり、その分、減額が予想されます。 今後の財政運営が楽観できるかというとそうではなく、かなり厳しいフレームでの財政計画を想定せざるを得ません。 第4次王滝村長期振興計画の策定につきましては村民アンケート、地区別懇談会をはじめ、各種企業・団体との懇談会などを通して村民の皆さまからいただいた、さまざまなご意見、ご提案を踏まえ、長期的展望に立った政策の基本方針の作成、基本構想、基本計画の骨子案について鋭意取り組んでいるところです。 今年は愛知用水通水50年を迎えます。 牧尾ダムの建設は、その後の王滝村の今日までの歩みに大きな影響を与えてきました。この半世紀を振り返り将来に向け、水の源に暮らす誇り、受益市町との交流を深化させ、流域全体で水を育む環境に関心を持ち、豊かな自然を次世代へ繋げる重要な節目の年となります。 国内外ともに政治的にも経済的にも不確かな時勢ではありますが、新春に輝く御嶽の雄姿を胸に、一歩でも半歩でも前進したと実感できる、笑顔咲く一年になりますよう、渾身の努力をしてまいりますので引き続きご指導、お力添えをお願いいたします。 心から皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ新年のごあいさつといたします。
平成23年 元旦 王滝村長 瀬戸 普 |
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