王滝村の概要
王滝村の紹介
王滝村は、山岳信仰の信者を全国から集める霊峰御岳山(標高3,067m)に抱かれ、日本一のヒノキの美林が広がり、流れ出る水は、はるか南西に広がる濃尾平野を潤しています。 村名「王滝(おうたき)」が、江戸時代初期の「おのたけ」、同中期の「おんたけ」に由来しているように、村は、御嶽山と切っても切れない関係にあり、歴史的にも地理的にも、御嶽山とともにあります。また7合目に位置する田の原天然公園(標高2,180m)からの登山道「王滝口」は山頂まで約3時間で、数あるルートの中で最も利用者の多いコースとして知られています。
人口は900人余りですが、 面積は310.86平方キロメートルと、村としては長野県で1番、全国の11番目(2010年4月現在)の広さを持ち、その97%は山林原野(内87%は国有林)で、3%の利用地は王滝川に沿って点在します。王滝の中心地の標高は920~40mで、県下でも屈指の山間高地にあります。従って、高温多湿の日本列島の中では夏は別天地であり、村内には銀河村キャンプ場や森きちオートキャンプ場、宿泊施設などもたくさんあり涼を求めて村を訪れる人で賑わいます。
また王滝村は、年間平均降水量は2,500mm前後と長野県でも有数の多雨地帯で、村内には、牧尾ダム・三浦ダム・滝越ダムがあり水資源、電力源として中京や関西地方の人々の暮らしに深くかかわっています。このような多雨と冷涼な気候、高い晴天率などの気候が、木曽ひのきに代表される美林を育てたといえます。村は『緑のダム』である森林の整備は基より、昭和の時代からいち早く下水整備(普及率97%)を進め水源の環境保全に取り組んでいます。
厳しい財政問題にも直面していますが、王滝村には山に囲まれてお互いが支え合う、ゆったりと時間の流れる豊かな暮らしがあります。
地目別面積
区分 | 総面積 | 田 | 畑 | 山林 | 原野 | 宅地 | 池沼 | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
総数(平方km) | 310.86 | 0.33 | 0.30 | 295.63 | 5.34 | 0.53 | 4.48 | 4.25 |
村章
村章は、「王」の文字をデザイン化し、村民の融和と緑の山野にはばたく鳥を表わし、それぞれの各頂点には村の無限の飛躍と発展を象徴しています。
村の木
ヒノキ
木の王者ひのきの中でも、最高級に位置づけられている木曽ヒノキ。王滝村は質・量とも日本一の産出地で、特に村内に自生したものを「木曽ひのき」と称します。
村の花
シャクナゲ
山麓から御嶽山頂に至るまで王滝村内に広く自生します。初夏には可憐な花を咲かせ様子は深山の女王の名にふさわしい美しさです。
キャラクター
くりぴー
モチーフは王滝村特産の「どんぐり」です。
村名の由来
王滝村の「王」の字には、“はるか平安の昔、ときの後白河法皇が急病になられたとき、近侍の人々は病気平療を御嶽山に祈願され、しばらくして全快された。その折、麓の村へ後世に残る証として、法皇の「皇」の字から「王」の文字をとり、王滝村とすることを許された。”という伝説があります。
村民憲章
私たちは、霊峰御嶽と満天の星をいただき、豊かな森林と清らかな 水にはぐくまれた王滝村民です。
このふるさとの限りない発展を願い、あかるく住みよい村をつくるため、この憲章を定めます。
1.恵まれた自然を大切にし美しい村をつくります
1.おたがいに学びあい豊かな文化の村をつくります
1.健康で働くよろこびをもち活力ある村をつくります
1.きまりを守り力をあわせ住みよい村をつくります
1.すべての人にあたたかくなごやかな村をつくります
この記事へのお問い合わせ先
王滝村役場 総務課 総務係
長野県木曽郡王滝村3623番地 王滝村役場
TEL:0264-48-2001