~御嶽山頂
田の原参道
遥拝所に向けて一直線の路が続く。
紅葉時には正面に御岳山頂を望み見ごたえがある。
写真右は「田の原大黒天」で商売繁盛、開運の御神徳がある。
参道入口からわずかなところにある。

遥拝所
昭和54年の噴火により登頂できなくなったために設けられた。
御嶽の三大神を祀る。
公園内の遊歩道からも通じている。

大江権現
明治の初めまでは、女人禁制といって大江権現より上には女性は登拝できなかった。
昔はここが七合目であったが、今は田の原を七合目としている。
一説によれば大江権現は旧中小屋(八海山下)に祀られていたともいう。

八合目
八合目の金剛童子まで来るとやっと樹海も開けて田の原一帯が見渡せる。

富士見石
名前の通り富士山が見えるところ。
眺めもよくしばし時間を忘れてしまう。もう少し一口水だ

一口水
まさに一口。
岩の割れ目からわずかにしみ出る水滴だ。
広場になっており一休みの場所。
これからが少し急勾配の道、もう少しだ山頂。

大のぞきの岸壁
鎖越しに下をのぞくとぞっとする。
近くに順明行者が祀った御嶽座王権現の神像が立っている。
もと王滝口頂上に祀られていたものであるが、明治維新にここに移されたものである。

王滝頂上社務所
王滝口頂上に鎮座し、大宝2年(702)創建といわれている。
延長3年(925)白川少将重頼が登山し神殿を再建。
応保元年(1161)後白河上皇の勅使が登山参拝された。

八丁だるみ
王滝頂上から剣ヶ峰までは、草木ひとつ見られない高山地帯、噴火によって露出した岩石が、足をもたつかせる。

剣ヶ峰
御嶽の最高峰(3,067m)、その山頂にそびえる御嶽神社奥社。
神の聖地を目指して白装束の信徒が全国各地からやってくる。

一の池
御嶽の火口で最も高く標高2980m。
水はないがあれば日本一の高さの湖となるところであるが、北東側の側壁が欠けて水は二の池へ流出していく。

二の池
わが国では最も標高の高い高山湖である。
コバルト色の水を一年を通してたたえ、湖畔には覚明行者の記念碑や社が建っている。
この池は神の宿る池として信徒から崇拝され、御嶽霊場のの一つとして登山者の人影が絶えない。

三の池
日本最高地の最深高山湖。
ここも四季を通じて水が枯れたことはない。
この水は聖なる水として信者は持ち帰る。
何年も腐らない不思議な水であるという。

四の池
周辺は高山植物の宝庫。
池の中は広大な湿原になっていて、その中には小川が流れ、お花畑となりまるで楽園である。

五の池
春の雪が解けると水が溜まり池となるが、雪がなくなると水も減り、色とりどりの花が咲き始める。
また、高山のアイドル雷鳥家族が出迎えてくれることもある。
池のほとりに五の池小屋の頂、継子岳が岐阜県飛騨頂上標高2,859メートル。
下りは少しハードな登山道だが、六合目濁河温泉の秘湯が待っている。

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長野県木曽郡王滝村2758番地3(王滝村観光案内所内)
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