このページの本文へ

平成24年度 一般会計当初予算

予算総額 14億4166万2千円 (対前年度比 ▲5,550万8千円 ▲3.7%)

今年度の当初予算案は、国の平成23年度第4次補正予算成立を受け、一部の事業(村営住宅建設事業及び農業用施設改修事業)を前倒しして実施することとなったため、前年度と比べ、5,500万円余り、率にして3.7%の減額予算となっています。
予算案の詳細については、以下に記載のとおりとなっています。新規事業として、「御嶽山頂上公衆トイレ改修事業負担金」「要援護者支援システム構築事業」「上下流交流ボート用桟橋設置事業」「定住対策空家活用事業」「村道新設改良事業」などを当初計上しました。
また、継続事業として、「村有林整備事業」「観光宣伝事業」「小中学校給食費補助事業」「防犯灯LED化事業」等を実施することとしています。
予算措置額としては少額な事業ですが、「交通災害共済掛金助成」高齢者世帯用「救急医療情報キット整備」など地域住民の安全・安心を確保する事業費を予算化しました。

1.借入金(地方債現在高)の状況

平成24年度予算では、一般会計で「過疎対策事業債」「臨時財政対策債」、農業集落排水事業会計で「下水道資本費平準化債」の借入を当初計上しています。
平成24年度末の地方債現在高見込は下表のとおりです。

平成24年度 地方債現在高の状況

一般会計債新規借入予定内訳
過疎対策事業債 95,200千円
一般公共債 3,100千円
臨時財政対策債 68,100千円

※年度末元金残高は見込値 一般会計新規借入には繰越事業分を含む

2.収支状況及び歳入予算

前述のとおり、実施計画上の一部普通建設事業(事業費ベース:88,005千円)を平成23年度補正予算で前倒しして実施するため、当初予算ベースでは歳出総額が対前年比 3.7%減額の予算総額となっています。
そのため、歳入予算では国庫支出金:▲11.3%、県支出金:▲42.1%、地方債:▲37.5%等、投資的費用の特定財源費目が大きく前年度当初予算と比べ減額しています。一方、歳出予算では、普通建設事業費が▲23.4%と大きく減額となっていますが、維持補修費については、道路、林道の補修費用を中心に増額しています。
普通交付税については、対前年度当初予算比較では8%の増額を見積っています。
一般財源ベースでは、歳出予算額を歳入見積額が上回る形となっているため、財政調整基金への積立金1,878万7千円を当初計上しています。 

歳入予算

村税

全体では、対前年度比▲109万8千円、率にして▲0.5%の見積としています。本年は固定資産の評価替にあたることから、土地・家屋課税標準額の減価を考慮し、固定資産税全体では▲1.2%の見積としています。

地方譲与税から地方特例交付金

それぞれ平成23年度実績をベースとした見積としました。地方特例交付金については、制度改正により、平成24年度から「子どものための手当」に伴う交付金が全廃されることから、対前年比▲310万円と大きく減額する見積としました。

普通交付税

国の地方財政計画において「前年度並みを確保」としていますが、国勢調査人口の激変緩和措置の段階的廃止を考慮し、平成23年度決算見込と比べ▲5.2%となる7億9,089万1千円、特別交付税については、前年度と同額2,000万円の見積としました。

分担金・負担金及び使用料・手数料

前年度に引き続き、通常保育料の実質無償化を計上しています。土木使用料については、「公営住宅使用料」を世帯用の空部屋を確保するため、50万円ほど減額する見積となっています。

国庫支出金

「子どものための手当」で国、地方の負担率が変更となること等から、「民生費国庫負担金」が対前年度比▲18.6%、保育所大規模改修事業(耐震化工事)に伴う総務費国庫補助金の皆減、道路改良事業国庫補助金の増額等により、国庫支出金全体では対前年度比▲11.3%となる2,745万9千円の見積としました。

県支出金

県支出金全体では、対前年度比▲42.1%、5,591万9千円の見積としています。増減額の大きなものは、地域材利用促進木造公共施設等整備事業の皆減に伴う「農林水産業費補助金」が▲78.9%(注:村営住宅整備事業については、平成23年度補正予算において事業費を計上)、県議会議員選挙委託金の皆減に伴う「総務費委託金」が▲44.7%等となっています。

財産収入から諸収入

ほぼ前年度並みの歳入見積としています。今年度補正予算で対応した「緊急対策資金預託金」の回収金1,000万円を当初計上したため、「貸付金元利収入」が121.9%の増、前年度実施した「地域商品券」の販売収入を皆減としたため、「雑入」が対前年度比▲33.8%となっています。

村債

本年度の当初予算計上としては、過疎対策事業債6,260万円、臨時財政対策債6,810万円、計1億3,070万円としました。過疎対策事業債の内訳は、診療施設等公共用地取得事業2,300万円、道路改良詳細設計事業460万円、ソフト事業として、診療所運営事業2,800万円、小中学校教員確保対策事業、ALT配置事業700万円をそれぞれ充当することとしています。新規大型事業の実施を計上していますが、過疎対策事業債1億1,210万円(内訳:ソフト対策事業3,500万円、ハード事業7,710万円)、建設事業国県支出金(公共施設耐震化事業補助金・木造公共施設等整備事業補助金)を当初計上しているため、一般財源ベースでは、歳出予算を歳入見積額が上回る形となっています。そのため、財政調整基金への積立金1,321万7千円を当初計上しています。

3.歳出予算の主要項目

議会費

費目 予算額(千円) 前年度比(千円) 備考
議会費 20,692 ▲3,069 地方議会議員共済負担金の減額に伴う減

総務費

主な新規事業

  • 王滝村例規集加除委託料 215万3千円
  • 御嶽山頂上山荘トイレ改修事業負担金 1,500万円
  • 公有財産取得事業 2,467万2千円
  • 交通災害共済掛金助成 42万7千円
  • 空家活用対策事業 130万円
費目 予算額
(千円)
前年度比
(千円)
備考
庶務一般経費
村例規加除業務
2,153 皆増 村例規の改廃等の整理
電子データ化準備費用
庶務一般経費
補助事業等つなぎ資金
貸付金
2,000 増減なし 昨年度から実施(継続)
特別職 ・ 一般職人件費 355,354 9,634 給与削減なし
村有財産庁舎管理経費
工事請負費
4,013 皆増 1.医療施設関連土地取得
診療所及び医師住宅敷地の取得
・過疎債
2.定住促進空家対策事業
不在地主の住宅・宅地の取得、不活用建物の解体撤去
村有財産庁舎管理経費
公有財産購入費
24,672 皆増
村有財産庁舎管理経費
王滝頂上山荘トイレ
改修負担金
15,000 皆増 頂上山荘トイレ改修
民間事業者の行なう改修工事費負担金
・村づくり基金
交通安全対策費
交通災害共済掛金
助成金
427 皆増 中信地区交通災害共済掛金(高校生以上500円、中学生以下100円)全住民の掛金を公費負担
企画事業費
空家活用対策事業内装
改修工事
1,300 皆増 財産取得費で取得した住宅を「田舎暮らし体験」等に活用するための内装改修
企画事業費
上下流交流ボート桟橋
設置事業
3,543 皆増 愛知県東郷町から寄贈されたボート(ナックルフォア)用の浮き桟橋設置事業
・元気づくり支援金事業
企画事業
地域振興バス運行
負担金
18,632 1,119 基幹バス及び御岳田の原線運行負担金(継続)
・電源立地交付金事業
防犯対策費 3,993 ▲244 村内防犯 LED化50基
(継続)

民生費

主な新規事業

  • 要援護者支援システム整備 315万円
  • 高齢者世帯用緊急医療情報キット 3万7千円
  • 介護サービス自己負担金助成 60万円 
費目 予算額
(千円)
前年度比
(千円)
備考
保健衛生総務費 19,816 ▲11,258 下水道資本費平準化債借入
に伴う農業集落排水事業費会計繰出金の減
人間ドック助成金 600 皆増 後期高齢者(75歳以上)の人間ドック費用助成
母子保健事業費 2,157 252 予防接種委託料(子宮頸がん・小児肺球菌・Hibワクチン接種)拡充
診療所費 36,343 4,557 ・過疎債

衛生費

主な新規事業

  •  後期高齢者(75歳以上)人間ドック助成金60万円
費目 予算額
(千円)
前年度比
(千円)
備考
保健衛生総務費 19,816 ▲11,258 下水道資本費平準化債借入
に伴う農業集落排水事業費会計繰出金の減
人間ドック助成金 600 皆増 後期高齢者(75歳以上)の人間ドック費用助成
母子保健事業費 2,157 252 予防接種委託料(子宮頸がん・小児肺球菌・Hibワクチン接種)拡充
診療所費 36,343 4,557 ・過疎債

農林水産費

費目 予算額
(千円)
前年度比
(千円)
備考
農業振興一般経費 8,907 ▲3,753 農業施設維持補修工事費、農業生産機械整備費の減
林道維持補修工事費 9,617 7,117 林道倉越線2号橋(里宮下)
補修等による増
村有林造林事業 18,218 7,718 間伐、素材生産、枝打事業量の増
林業振興一般経費 2,919 ▲2,894 備品購入費の減
指定管理施設借地料、高圧受電設備負担金等の増

商工費

費目 予算額
(千円)
前年度比
(千円)
備考
観光一般経費
観光宣伝事業委託料
2,333 833 観光用PRビデオ制作委託
(継続)
観光施設管理費
観光施設整備工事費
7,333 ▲1,137 キャンプ場他修繕及び田の原遊歩道改修工事
公用車管理経費 3,028 皆増 小型乗用車(8人乗り)1台更新

土木費

主な新規事業

  • 村道改良詳細設計調査委託1,400万円
  •  村道新設改良事業421万2千円
費目 予算額
(千円)
前年度比
(千円)
備考
公用車管理経費 16,425 2,374 道路パトロール用軽ワゴン車1台更新
・電源立地交付金事業
道路橋梁総務費 212 ▲7,740 村道橋梁長寿命化計画策定事業費の減
村道維持補修工事費 54,258 16,350 村道38号線、41号線舗装改良他(単独事業)
村道41号線落石防止
・電源立地交付金事業
道路管理用備品整備 714 皆増  道路維持管理用備品(バキュームスイーパー)整備
道路新設改良費 18,140 皆増 村道41号線拡幅改良詳細設計調査委託料ほか

消防費

主な新規事業

  • 防災無線屋外子局移設事業360万2千円
費目 予算額
(千円)
前年度比
(千円)
備考
非常備消防費 45,684 2,057 消防団退職者増に伴う退職報奨金の増
木曽広域連合消防費分担金の増
消防施設費 5,486 2,510 消防施設修繕(防火水槽改修ほか)の増
災害対策費 6,634 3,056 防災無線屋外子局移設工事費の増

教育費

費目 予算額
(千円)
前年度比
(千円)
備考
事務局費
村誌編纂事業
1,200 前年度事務局体制により実施出来なかった事業費を予算化
教育交流センター運営費 535 皆増 指定管理者からの地位返上を受け、施設運営推進協議会委員報酬と2か月分の光熱水費を予算計上
小学校管理費 27,617 3 村費雇用教員2名分を計上
・過疎債ソフト事業
小学校教育振興費 2,262 ▲132 教材備品購入費
・村づくり基金
中学校管理費 629 ▲205 教科書改訂に伴う指導書購入費の減
中学校教育振興費 7,860 137 ALT業務委託(継続)
・過疎債ソフト事業
教材備品購入費
・村づくり基金
文化施設費 1,368 576 御嶽山岳歴史文化会館の資料館棟管理運営負担金700千円

学校給食費
8,672 ▲3,372 給食調理室改修工事費の減
奨学金経費 16,238 3,046 貸付予定者の増による貸付金の増額
基金不足に伴う原資繰出の増

公債費

費目 予算額
(千円)
前年度比
(千円)
備考
公債費 253,085 ▲24,727 元金▲22,088
利子▲2,639

諸支出費

費目 予算額
(千円)
前年度比
(千円)
備考
観光施設事業会計
補助金
56,526 15,302 企業債元金31,582
収益的収支現金不足分
24,944

(注)上記は特徴的な事業等について抜書きしたものであり、各項目の予算額の合計とは一致しません。

4.一般会計歳入歳出予算対前年度比較

科目別歳入予算前年度比較(単位:千円、%)

科目 24年度予算 23年度予算 増減額 増減率 構成比
 1.村税 240,914 242,012 ▲ 1,098 -0.45 16.7
 2.地方譲与税 40,250 40,022 228 0.57 2.8
 3.利子割交付金 200 341 ▲ 141 -41.35 0.0
 4.配当割交付金 50 47 3 6.38 0.0
 5.株式譲渡所得割交付金 1 1 0 皆増 0.0
 6.地方消費税交付金 11,155 11,188 ▲ 33 -0.29 0.8
 7.自動車取得税交付金 8,544 9,270 ▲ 726 -7.83 0.6
 8.地方特例交付金 2,300 5,400 ▲ 3,100 -57.41 0.2
 9.地方交付税 810,891 750,579 60,312 8.04 56.2
11.分担金及び負担金 99 192 ▲ 93 -48.44 0.0
12.使用料及び手数料 13,498 13,991 ▲ 493 -3.52 0.9
13.国庫支出金 27,459 30,966 ▲ 3,507 -11.33 1.9
14.県支出金 55,919 96,662 ▲ 40,743 -42.15 3.9
15.財産収入 25,449 25,256 193 0.76 1.8
16.寄附金 2,000 1,500 500 33.33 0.1
17.繰入金 22,380 10,520 11,860 112.74 1.6
18.繰越金 10,000 10,000 0 0.00 0.7
19.諸収入 39,853 40,123 ▲ 270 -0.67 2.8
20.村債 130,700 209,100 ▲ 78,400 -37.49 9.1
歳入合計 1,441,662 1,497,170 ▲ 55,508 -3.71 100.0

科目別歳出予算前年度比較(単位:千円、%)

科目 24年度予算 23年度予算 増減額 増減率 構成比
 1.議会費 20,692 23,761 ▲ 3,069 -12.92 206.9
 2.総務費 539,508 562,357 ▲ 22,849 -4.06 5395.1
 3.民生費 132,348 192,641 ▲ 60,293 -31.30 1323.5
 4.衛生費 97,176 103,140 ▲ 5,964 -5.78 971.8
 5.労働費 2,400 2,414 ▲ 14 -0.58 24.0
 6.農林水産業費 42,859 34,780 8,079 23.23 428.6
 7.商工費 49,332 49,355 ▲ 23 -0.05 493.3
 8.土木費 102,042 69,866 32,176 46.05 1020.4
 9.消防費 57,804 50,181 7,623 皆減 578.0
10.教育費 77,890 79,639 ▲ 1,749 -2.20 778.9
11.災害復旧費 0 0 0 #DIV/0! 0.0
12.公債費 253,085 277,812 ▲ 24,727 -8.90 2530.9
13.諸支出金 56,526 41,224 15,302 37.12 565.3
14.予備費 10,000 10,000 0 0.00 100.0
歳出合計 1,441,662 1,497,170 ▲ 55,508 -3.71 100.0

【性質別歳出予算前年度比較(単位:千円、%)

科目 24年度予算 23年度予算 増減額 増減率 構成比
 1.人件費 387,409 388,512 ▲ 1,103 -0.28 26.9
 2.物件費 208,516 224,100 ▲ 15,584 -6.95 14.5
 3.維持補修費 15,415 10,430 4,985 47.79 1.1
 4.扶助費 39,418 42,857 ▲ 3,439 -8.02 2.7
 5.補助費等 260,362 243,412 16,950 6.96 18.1
 6.普通建設事業費 153,140 199,590 ▲ 46,450 -23.27 10.6
 7.災害復旧費 0 0 0 0 0.0
 9.公債費 253,085 277,812 ▲ 24,727 -8.90 17.6
10.積立金 28,445 20,589 7,856 38.16 2.0
11.投資及び出資金 0 0 0 皆減 0.0
12.貸付金 22,580 11,920 10,660 89.43 1.6
13.繰出金 63,292 67,948 ▲ 4,656 -6.85 4.4
14.予備費 10,000 10,000 0 0.00 0.7
歳出合計 1,441,662 1,497,170 ▲ 55,508 -3.71 100.0

歳入歳出グラフ

歳入

歳入グラフ

歳出

歳出グラフ

この記事へのお問い合わせ先

王滝村役場 総務課 財政係

長野県木曽郡王滝村3623番地 王滝村役場
TEL:0264-48-2001

アンケート

このページは役に立ちましたか?

このページについての要望等を入力して送信ボタンを押してください。