水と緑のふるさと寄付金　村長メッセージ

　 長野県の西南部に位置する王滝村は、霊峰木曽御嶽山の山麓に広がる、水と緑が豊かな山村です。村の面積は311km²と、東京都区部（23区）の面積の約半分ですが、その96％が森林を占め、村内には３基のダムが築堤され、水力資源として利用されると共に、愛知用水として濃尾平野の東部から知多半島全域に供水され、生活用水のほか農業・工業用水として、多くの人たちの生活を潤しています。
　しかしながら都市部への人口流出や度重なる災害により、人口減少は甚だしく、現在村の人口は710人（令和４年２月１日現在）余りと少子高齢化の先端地域とも言える状態です。
　水と緑のふるさとを残すべく平成18年に「水と緑のふるさと基金」を設け、全国の皆様に協力を呼びかけたところ、大変多くの方々にお力添えをいただき、森林整備や御嶽山の環境整備などに活用させていただいています。全国各地の皆様にご支援いただいておりますことに、改めて感謝申し上げます。
　水と緑のふるさとをこれからも守り続け、小さなこの村を未来に繋ぐため、この寄付金を通じて活力ある村づくりに参加いただきますよう改めてお願いいたします。

王滝村長 　 越原　道廣