令和7年度王滝村×長野県立大学包括連携事業「食文化継承事業」
令和7年度 王滝村×長野県立大学包括連携事業「食文化継承事業」
王滝村では、長野県立大学との包括連携事業として「食文化継承事業」を始動しました。この事業の最も大切な目的は、王滝村に古くから伝わる豊かな食文化を未来につないでいくことです。
山村ならではの恵みである山菜やきのこ、清らかな水が育む川魚など王滝村には多様な食材と、それらを代々受け継いできた料理の知恵があります。しかし、食生活が変化する中で、こうした伝統的な食文化を次の世代に伝えることが課題となっています。
そこで、長野県立大学健康発達学部食健康学科の学生に、王滝村の四季折々の食材を使った新しいメニューを開発していただきます。学生ならではの斬新なアイデアを取り入れながらも、村の食文化の根幹にある自然の恵みに感謝し、それを大切に使うという精神を尊重したメニューを考案します。
開発されたメニューは、村民の皆さんと一緒に楽しむ料理教室を開催し、その作り方や各メニューのコンセプトを発表します。また、レシピをホームページに公開することで、王滝村の食を村内外の多くの方に知っていただき、守り育んでいくきっかけを作ります。
このプロジェクトは、単に新しいレシピを生み出すだけでなく、世代を超えて食の知恵と喜びを分かち合う、大切な交流の場となります。王滝村の豊かな食文化を、次の世代へと継承していくための一歩といて、皆さんのご参加とご協力を心よりお待ちしております。
プロジェクトの概要:四季の食材で新メニューを開発
本プロジェクトでは、長野県立大学健康発達学部食健康学科の学生に、王滝村の四季折々の食材を使た新しいメニューを開発を依頼しています。
・春のメニュー:雪解けとともに芽吹く山菜や、春の訪れを告げる新鮮な食材を使った料理
・夏のメニュー:豊かな太陽を浴びて育つ夏野菜等を活かした涼やかで活力あふれる料理
・秋のメニュー:収穫の秋。きのこやどんぐり等の里山の恵みをふんだんに使った料理
・冬のメニュー:厳しい寒さの中で育つ保存食や、体を温める温かい料理など、冬の食卓を豊かに彩る料理
学生の斬新な間を取り入れながらも、村の食文化の根幹にある「自然の恵みに感謝し、それを大切に使う」という精神を尊重したメニューを考案します。
地元食材を収穫する体験も実施
新メニューの材料となる食材は、長野県立大学の学生と村民が一緒に収穫する体験も行います。
春には、豊かな自然の中で山菜採りを実施しました。採れたての山菜は、春のメニュー開発の材料として活用されました。
今後は、秋の味覚であるどんぐり拾いを予定しています。どんぐりは、昔から王滝村で親しまれてきた貴重な食材です。
村民と学生が食卓を囲む料理教室を開催
開発されたメニューは村民の皆さんと学生が一緒に料理を楽しむ「料理教室」で紹介します。この料理教室は、単に新しいレシピを学ぶだけでなく、世代を超えて食の知恵や喜びを分かち合う大切な交流の場です。学生からは新しい調理法や盛り付けのアイデアを、村民からは昔ながらの食材の扱い方や料理のコツを教え合うことで、互いに新しい発見があることを期待しています。
料理教室の開催日程や募集については、準備が整い次第、改めてホームページ等でお知らせいたします。
レシピを公開!ご家庭でも王滝の味を
プロジェクトで発見されたメニューのレシピは、料理教室の開催後に王滝村のホームページで公開します。村外にお住いの方にも、ご家庭でお気軽に王滝の味を楽しんでいただき、食を通じて村の魅力を知っていただくきっかけになれば幸いです。
今後の進捗は、随時このホームページで報告します。王滝村の豊かな食文化を未来へ繋ぐこのプロジェクトに、ぜひご注目ください。
事業の様子
〇春の新メニュー作り
〇夏の新メニュー作り様子
この記事へのお問い合わせ先
王滝村役場 総務課 企画財政係
TEL:0264-48-2001
FAX:0264-48-2172